写真集
野寺治孝
東京から見える海と空の写真です。
一言で表すならこうなるのかもしれない。
ただ、時間や季節、天気、波。同じ条件は一瞬としてなく、
そこに浮かんでくる色はとても奥深くて、段々と現実離れしたものに思えてくる。
この「現実離れ」の「現実」は、あくまで自分の中での現実であって、
実は自分の中での現実があまりにも陳腐なだけなのだ。
ということをまざまざと見せつけられる。
この世界は遠い場所ではなく、すぐそこですら見たこともない・感じたこともない表情を
たくさん持っている。
自分はそういったものに、これからの人生でどれだけ触れていけるだろう。
なるべく多くの表情を見てみたい。
そして、できることならこのTOKYO BAYのように切り取れたら幸せだなぁと思う。