日別アーカイブ: 2014年6月27日

『ネフのおもちゃ』  Book*Book vol.010

写真集
クルト・ネフ

ネフのおもちゃ

ネフのおもちゃ

木製のおもちゃで有名なネフ社。
1967年に設立されたこの会社から生まれた数々のおもちゃの中から
代表的なもの78点をセレクトした一冊。
一つ一つ楽しさが伝わってくるように大胆に写真を使ったレイアウトで、
見ているだけでワクワクしてくる。

この「ワクワクしてくる」という気持ちは、どこから来るのだろう。

これは解説を読むと確かになぁと思えてくるので一部抜粋。

玩具は、「遊び」という行為に結びついている。してみれば、椅子や食器
といったそれぞれの本来の機能持った道具であっても、それが遊びのため
のものとして使われるなら玩具と呼ぶことができる。
では、遊びとは何かということになるが、社会的行為の模倣であったり、
創造行為であったり、さまざまな解釈が成り立つが、少なくとも、功利的
なものの生産とはかかわらない行為だといえるだろう。
そして、その解釈は、きわめて多様である。だからこそ、遊びのための玩
具が無数に存在しているのではないか。
逆に言えば、玩具のデザインは、それをデザインした人々が考えた「遊び」
の概念を表現している。

作った人の意思が明確に反映されて「遊び」の形が表現されている。
それにプラスして「余白」という意味での遊びの部分も必ず設けられることによって
おもちゃを前にした人(子どもも大人も)が、これをどうやったら「楽しく」なるかな、と
思わず考えてしまうようにできている。

更に言うなら、ネフ社といえば木製のおもちゃ。
その木製の柔らかく温かい質感が触ってみたいという気持ちにさせるのだろう。

ネフ社はスイスで設立された会社だが、おもちゃのデザイナーは世界中から
集まっている。その中には勿論日本人もいる。
基盤となるネフ社の意思に、文化も違うところからのイマジネーションが加わることで
更に広がりを見せるおもちゃ。
対象年齢は「3か月から100歳以上」とのこと。見かけたら、是非手に取ってみては
いかがだろうか。

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