日別アーカイブ: 2014年6月4日

『ひとりと一匹』  Book*Book vol.003

エッセイ
穴澤 賢

ひとりと一匹 富士丸と俺のしあわせの距離

ひとりと一匹 富士丸と俺のしあわせの距離

副題は「富士丸と俺のしあわせの距離」
富士丸というのは犬の名前。ハスキーとコリーの間に生まれた犬で
ハスキーがベースだけどコリー面長な感じも入っている。
そして、でかい。両親のどちらも大型犬なんだから当然だ。

そんな犬と1DKで生活している穴澤さん。
ブログでも人気の富士丸との生活を踏まえて、普段のブログでは書かなかったような
富士丸への素直な気持ちを手紙としてしたためてみたものがこの一冊。

勿論、富士丸は読めない。
だからこそ書ける素直な言葉が、どこまでも富士丸を大切に思っていることを淡々と伝えてくる。
「手紙」だから、本全体としてものすごい大きな起承転結がある(小さな章ごとはあるけれど)
わけではない。
だからこそ温度感が一定で、ブレず、揺れずに富士丸への思いが込められている。

勿論、富士丸は喋られない。
だけど父ちゃんこと穴澤さんの思いは間違いなく分かっているし、それに全身をもって
応えているように思う。

日々の普通の生活から滲み出てくる言葉。なにも飾らない、素直な言葉からはお互いが
ちゃんとしあわせな距離感でいるんだなぁと改めて感じる。
そうじゃなかったら、書籍内にも出てくる富士丸もこんな優しい目はしていない。

<余談です>
実は大分前ですが富士丸が来る!的なイベントに行ったことがあります。
富士丸は本当に大きくて、たくさんの人にも慌てず騒がず楽しそうに笑顔を振りまいておりました。
大型犬らしい優しくカッコいい犬でした。

富士丸
富士丸
富士丸
富士丸
あと、もう一つ。

実は富士丸はもうこの世にはいません。
この本が出た当初は一緒に1DKに住んでいたし、ブログも大人気だったので
そのように記載しましたが、今はまた別のブログを運営されています。

富士丸とのお別れについて。それは別の本になっています。
なにがあったのか、そしてどれだけ大切な存在だったのか。今回の手紙とはまた
別の角度でとても深い愛情が伝わってきます。

『ひとりと一匹』が気になった方は、是非『またね、富士丸』もお手に取ってみてくださいね。

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