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「しかけ絵本」  Book*Book vol.027

こんにちは
CCPマスターの元会社の後輩、ヤスダと申します。

CCPでは去年のクリスマス時期に絵の展示をさせていただいたこともあり、
マスターにはお世話になっております!

お店のメニューで私のおすすめは抹茶ババロアです♪
あとオリジナルブレンドのコーヒー豆もとっても美味しいのでぜひー!

さてさて・・・

ではさっそく私のお気にいりの本紹介へと移らせていただきます!

「本」と言いますと、
「情報を得るモノ」「物語を読むもの」「写真やイラストを楽しむもの」というのが
一般的かなと思うのですが

今回私がご紹介したいのは、
本は本でも「しかけ絵本」というものです。

本というものの特性を活かした造形、と言えるかもしれません。

まずはこちら。
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【ふしぎなにじ】
【きょうのおやつは】
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わたなべちなつ著/福音館書店

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これらの本、「かがみのえほん」と書かれています。

開くと中は鏡仕様になってるわけです。
ページとページが互いに移りこむことで、平面のはずの本の中に
みごと空間が出来上がるのですー!

そしてその現象を大変うまく利用して 立体的な絵のような・・・映像のような・・・
そんな世界が出来上がっているのです!

どうでしょう、想像つきますかね!?
うまく説明できない!
写真で中をお見せしたいのですが、これはもうぜひ実際手に取って開いていただきたい!!

実はこの本の作者であるちなつサン、私の大学時代の友人であります。
美人さんです。
とても真面目で優秀で、人間的にもスバらしいという
ホントに尊敬できるコなのです!!

このかがみ絵本は彼女の卒業制作での取り組みがそのまま繋がって
出版に至ったもので、当時から見てきた私としても
なんだか勝手にカンガイ深いものでございます・・・
ええ、私はなんら貢献してるわけではないので ホントに勝手にですが。

しかも出版はあの福音館。
絵本と言えば福音館、の福音館。
福音館さん、よくぞちいちゃん(←ちなつサン)を見つけてくれたー!
って思いましたね。

しかしこの本、見ていただければ分かるかと思うのですが
印刷も!裁断も!製本も!
めっっっっちゃ大変な感じになっております。
特殊な技術を要するため、この本を印刷できる印刷所は大変限られているのだとか。

よかったね よかったね 世の中に出られて・・・

まだまだ駆け出しの作家なため、世に出ている部数も少ないようですが
書店で見かけましたらぜひ開いてみてくださいませ!

はい!ではお次へ。
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【Alice’s Adventures in Wonderland】
【The Movable Mother Goose】
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Robert Sabuda著/Little Simon

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こちらの本は本屋さんで見たことのある方も多いかと思います。
いわゆる「ポップアップ絵本」と言われるものです。

サブダさんのポップアップはそんじょそこらのポップ具合ではありません。
ものっすごいポップします。
「そんなに納まってたの!?」と驚くほどポップします。

この本との出会いは、これまた大学時代。
私は美術分野を専攻しており、その中で絵本を作る授業がありました。
自由課題で何をやってもいいぞー という機会に、なにげなくポップアップやってみようなかぁ
と思ったことがきっかけです。

先生が「ポップアップやるならサブダを見なきゃダメだ」とおっしゃるので購入してみたのですが、
それはもう衝撃的でした。

こんなに1ぺーじずつ開くことが楽しい本には初めて出会いました!

これまたぜひ一度ご自分で開いてみてほしい!
「えええ!?」
「えええええ!!?」
って絶対なると思います。

この本もまた出版するには想像を絶する苦労があったかと思います。

ポップアップにおいて何が一番大変かと言いますと、
閉じた時に「本に納めるコト」に尽きます。

飛びださせるコトについては、いくつか定形の型のようなものがあるので
それを踏まえれば一応それなりに飛び出させることはできます。

その型を組み合わせることで複雑なポップアップが可能になるわけなのですが、
そうなるともう どこに何を納めればいいのー!って。
この確度が悪いの!?このパーツの長さが悪いの!?って。
あちこちから色んなものがはみ出してくるわけです。

この授業の指導教官の方はなかなかに厳しい先生だったのですが、
提出の際 ニヤッと笑いながら「がんばったな」とおっしゃってくださったのを覚えています。

大した仕掛けではない拙い作品だったのですが
それでもそんな一言を言っていただけたというのは、
やはりポップアップを作るのは相当大変なものであるからだとその時思いました。

正直拙すぎてしかられると思っていました・・・
先生はこの大変さを知っていたのですね・・・

なら・・・ やる前に止めてほしかったな、 って、ね。

そんなわけで、こちらも私にとって思い出深い本なのです。

いかがでしたでしょうか?
ご興味を持っていただけましたら幸いです♪


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